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NTTデータ、NRI、アクセンチュア トップSier3社の事業内容を徹底比較!

本日はNTTデータ、NRI、アクセンチュア 大手Sier3社の違いについて記事を書きます。

これら3社についてですがどれも国内トップクラスの規模、給与、待遇を与えてくれる一流企業です。
就活、転職で大手Sierを考えられている方なら、これら3社は必ず候補に挙がってくるでしょう。
面接に向けての業界研究最終的に1社へ絞るうえで参考になる内容となりますので、最後までご覧ください。

<この記事を読んでわかること>
・NTTデータの事業内容
・NTTデータの強み、弱み
・NRIの事業内容
・NRIの強み、弱み
・アクセンチュアの事業内容
・アクセンチュアの強み、弱み

NTTデータ

NTTデータの事業内容

最初にNTTデータの事業内容を分析していきましょう。
特徴としては何といっても公共系に強みを持っていることでしょう。
中央官庁や地方自治体のシステムの大半をNTTデータが受注し、開発・運用を行っており、安定的な収益源になっています。
最近の例では、マイナンバーなどはNTTデータが関わった大規模事例です。
その他にも銀行系のシステムも昔から強いです。
代表的なもので言うと銀行間の決済を行う全銀システム、ゆうちょ銀行、地銀などのシステムを担っています。
これら絶対に止めてはならい超重要システム。
ぽっと出のベンチャー企業が簡単に参入できるものではありません。
制度変更や改善案件などあれば、NTTデータに発注せざるを得ない。
NTTデータからすれば口を開けて待っていればお金が入ってくるというおいしいビジネスモデルというわけです。

一方、一般企業向けのシステム開発が苦手かというとそうでもなく、最近ですとファーストリテーリング(ユニクロ)などのシステム開発を手がけたりしています。
また、北米、ヨーロッパなど海外システム会社をM&Aすることにも積極的で、近年海外売上比率を高めているというのも特徴です。留学経験が無くても手を上げればグローバル案件にアサインされる環境も整ってきています。

NTTデータが手掛ける主なシステム
<金融分野>

・全銀システム
 (銀行間の決済サービス)
・日銀の金融システム
・東京証券取引所
・CAFIS
 (クレジットの決済サービス)
・郵貯銀行のシステム全般
<公共分野>
・マイナポータル
・住民基本台帳システム
・航空レーダー、管制システム
・アメダス
・災害救急医療情報システム
・etax

NTTデータの強み・弱み/課題

国内の銀行、官公庁向けシステムで得た利益を海外のM&Aで投資をするということで、事業のバランスを変えてきており、今後の成長に向けては大きな期待が持てます。
一方、M&Aした海外事業と国内事業のシナジーを発揮し、海外事業からの安定的な利益を上げていくことができるかは今後の課題でしょう。
また、古くからある官公庁、金融機関向けのシステムには有識者不在や、スパゲッティー上の向上で維持管理が難しくなってきている領域もあると思われ、いかにそれらを刷新していくことができるかも今後の課題です。

<NTTデータの強み>
・官公庁、金融機関向けなど国の根幹を支えるシステムで安定的収益
・積極的な海外M&Aで新規領域を拡大
<NTTデータの弱み・課題>
・海外事業からの利益回収
・古いシステムからの脱却

NTTデータ、NRI、アクセンチュアの内定を勝ち取るために準備すること

情報系の学生であるかどうかに関わらず、システムエンジニアの仕事はどんなものか、自分に適性はあるか、仕事を通じて興味や喜びを感じれるかを抑えていくことは非常に大切です。
自己分析をしてみるというのも一つの手段かもしれませんが、ITの世界は専門性が高く実際に体験してみないと分からないことがあります。
そんな方々には企業へのインターンシップへの参加や、プログラミングスクール(特に就活支援サービスが一体となっているもの)への参加がお勧めです。

理系ナビは理系学生さんに特化した就活支援サービスでNTTデータ、NRI、アクセンチュアなど有名企業のインターン情報がいち早く得られます。スカウトサービスも提供しているので、プロフィールを登録しておけばあなたの強みに応じて企業からオファーが届きます。登録は無料なので、以下のリンクから登録をしてみてください。

TECH-BASE Engineeringはスクール型就活支援のサービスで最先端のIOTや機械学習などの技術を短期間で触れることができます。
スクールを通じてキャリアイメージが具体的になるとともに、同じ道を目指す仲間との情報交換や就職支援を受けることができるます。登録はもちろん、スクールの受講自体もは無料なので、以下のリンクからぜひ説明会への参加をしてみてください。未経験からシステムエンジニアへの挑戦する人をターゲットにしているので、情報系の学科を専攻していないからと言って構える必要はないと思います。

NRI(野村総合研究所)

NRI(野村総合研究所)の事業内容

日本初の商用コンピューターを導入した実績を持つなど、SierとしてNTTデータ同様長い歴史を持っています。
野村證券のシステム部門が独立してきた会社で、証券業界に強みがあります。
野村証券のシステム開発を手掛けたノウハウをもとに、そのほかの証券会社のシステムも手がけており、証券業界では圧倒的なシェアを誇ります。
特にStarと呼ばれる製品は証券業界のデファクトスタンダートなっており、他の企業が今から参入するのは非常に難しいというレベルまでの地位を築いているのです。

一方、コンビニという言葉が広く知られる前からセブンイレブンのシステム開発を手がけ、二人三脚で事業を拡大してきた歴史があります。
セブンイレブンの基幹システムを起点に、セブン銀行、nanaco、イトーヨーカドーなどの関連する部分のシステムも受注しており、野村證券と並ぶ大きな収益源になっています。
かつては野村證券、セブンイレブンが同社の2大顧客と言われた時代もありましたが、最近では新規顧客開拓により、業種ごとの偏りは小さくなってきています。

海外展開については、NTTデータと比べ遅れていますが、最近ではオーストラリアの会社をM&Aをしたり、ゆっくりではあるものの海外売り上げ比率を高めている状態です。

野村総合研究所といえば、シンクタンク、コンサルタントのイメージを持つ方もいるかもしれませんが、売り上げとしては全体の1割程度です。
システム部門との関りもそれほど密なわけではなく、コンサルの提案からシステム開発につなげるというような動きは少ない印象です。
同じ会社ですが、コンサル部隊との垣根は高く、システムからコンサルへのキャリアチェンジも難しいと考えておいた方が良いでしょう。

<NRI業種別の売上構成比率>
・コンサルティング:6.3%
・金融・IT
 ・証券 :23.8%
 ・保険 :11.1%
 ・銀行 : 9.2&
 ・その他:8.7%
・産業
 ・流通 :11.5%
 ・サービス業:22.5%
・IT基盤:6.9%

NRI(野村総合研究所)の強み・弱み/課題

証券業界や小売業界でのシステム開発の歴史が長く、安定的な収益基盤を持つというところが同社の一番の強みです。また、最近では新規顧客開拓も積極的に行っており、特定顧客や業種に偏らない事業バランスにいなってきています。
一方弱み/課題としては、海外展開の遅れコンサルとIT部門の連携の悪さなどがあげられます。
また、NTTデータ同様、古いシステムからの脱却というところも今後の課題の一つでしょう。

<NRIの強み>
・証券、小売業界での既存顧客、安定収益
・業種、特定顧客に偏りがない事業モデル
<NRIの弱み、課題>
・海外展開の出遅れ
・コンサル部門とIT部門のシナジーの発揮
・古いシステムからの脱却

アクセンチュア

アクセンチュアの事業内容

外資系企業であるため、NTTデータやNRIと比べれば後発ですが、近年積極的に金融、小売、サービス業と幅広い分野でシステム開発を請け負っています。
NTTデータ、NRIの既存顧客にも積極的に営業をかけて食い込んでおり、新規案件などではバッティングすることも多いです。
特にDX(デジタルトランスフォーメーション)などの新分野では、既存ベンダーであるNTTデータやNRIに打ち勝ち、受注を果たしている例をよく見ます。

もともと、コンサルティングの会社であったたため、コンサル部隊で営業活動をし、システム開発の受注につなげるというやり方は他の2社と比べて上手です。

ただ、安定的な収益基盤を持たないがゆえ、他の2社が手を引くような危ない案件でも無理やり受注し、システム開発の段階でやけどするという事例も少なからず発生しているようです。
NTTデータ、NRIは農耕民族、アクセンチュアは狩猟民族というような感じで、彼らとしては常に新しい分野に飛び込んで戦ったいかなければならない宿命を追っているのです。

アクセンチュアの強み・弱み/課題

もともとが戦略コンサルの会社なので、コンサル営業からのシステム開発受注というやり方については、NTTデータやNRIよりも長けている部分があります。
また、グローバルな展開をしているので、最新事例についてもノウハウや導入事例を持ち合わせているというのが同社の強みです。
一方、弱み/課題としては、どうしても後発になるため安定的な収益基盤を持たず、絶えまず新規案件の受注をし続けなければならないという点があります。

<アクセンチュアの強み>
・コンサル営業の強さ
・DX領域での実績、導入事例
<アクセンチュアの弱み/課題>
・安定的な収益基盤や強力な既存顧客がいない

まとめ

それぞれ強みはあるものの、民間企業のシステム開発という面では3社とも同じように手がけており、それほど違いは無いでしょう。
海外売上比率も3社違いはありますが、日本国内で採用される分にはそこまで影響しないと思います。

従って、どうしてもNTTデータで公共系システムを手掛けたい、NRIで証券システムを手がけたいという強い思いがないのであれば、給与や社風などを重視し会社選びをするのもありだとは思います。

一方、長い歴史と既存顧客を持つかという違いについては、NTTデータ、NRIの2社とアクセンチュアで違いがあり、働き方やマインドに影響が出てくる可能性は高いでしょう。
歴史のあるNTTデータ、NRIは安定的な収益基盤を持つがゆえ、そういった部門の保守業務にアサインされる可能性があります
「仕事面での安定はありますが、生き字引のような先輩社員の昔話を聞かされながら、何十年も前に構築されたシステムの保守をする」そんな可能性があることは留意しておいた方が良いかもしれません。

今回の記事が皆さんの会社選びの参考に少しでもなれば幸いです。GoodLuck!!

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