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【アクセンチュア】年収、昇給、採用方法を解説

こんばんわ、本日はアクセンチュアの企業分析を進めていきます。
アクセンチュアは50万人以上の社員を抱える世界最大のコンサルティングファームです。

コンサルティングのイメージが大きいですが、IT分野に強みを持っており、近年のDX(デジタルトランスフォーメーション)の流れを受けて、日本市場でも急速にシェアを拡大しています。
東大生が選ぶ就職注目企業ランキングでも2位に入り、高学歴理系学生から高い人気があります。

そのほか、高年収であることで知られており、就職活動を始めた方、IT業界に就職後転職を考えられている方にとって、ぜひとも働いてみたい企業の一つになっているのではないでしょうか。
今回記事では、そんなアクセンチュアの年収、昇格、採用方法を中心に皆さんに情報を提供していきたいと思います。

仕事内容

冒頭でコンサルティングファームという言葉を使いましたが、新卒採用のほとんどがIT系のコンサルタント、エンジニアで構成されており、野村総研、NTTデータ、IBMなどと同じSier企業です。
今回はITコンサル職について記事を書いていこうと思いますが、まず職種の違いを整理しておきましょう。

戦略コンサル


企業の経営層が抱える問題を解決するため、提案を行う仕事です。事業の方向性を考えたり、マーケティング、新規事業、M&Aなどの戦略を考えるお手伝いをしていきます。
主なカウンターパートは、会社の社長、経営層です。
優秀な人材が集まる大企業の中で出世競争を勝ち上がったキャリア何十年の役員たちを、提案で説得させるわけですから、1年目からきわめて早い成長が求められます。

ITコンサル

企業のシステム導入をお手伝いすることが主な仕事です。
仕事内容は様々ですがざっと挙げてみます。

・システム化の提案~契約を行う、営業の仕事
・プロジェクトの人員管理、進捗管理、顧客への報告を行う マネージメントの仕事
・ユーザーとの打ち合わせでシステム仕様をすり合わせたりする設計の仕
・プログラム開発、テストの品質、進捗状況をチェックしつつ、課題対応を行う開発リーダーとしての仕事

これらはどれか一つに特化していくというよりも、プロジェクトの進み具合に応じてどれもうまくこなしていくというのが求められる姿だと思います。

ITコンサルタント職ではプログラムを自分の手で作ることは少なく、顧客とプログラマーの間に入って、プログラマーに指示を出す仕事が中心になってきます。

エンジニア


ITコンサルと役割が混じる部分が多いですが、ITコンサルより、ものづくりに近い職種になります。
・プログラムのソースをレビューしたり、時には自らコーディングをする。
・テストケースを作って、実施する。
など、実際のシステムに触れる部分は3つの中で一番大きいです。
あと、システムのリリース切り替え段階では、古いシステムから新しいシステムへデータの引っ越しを行ったりもしますが、
その際のデータ整備を請け負ったりします。

ものづくりに深くかかわれる半面、泥臭い作業も多いです。
プログラミングは単価の低い海外のエンジニアに依頼するケースが多いですから、その際はITコンサルと海外プログラマーの橋渡しの役割を担います。

採用

毎年、新卒で500人ぐらいの規模で採用を行っており、戦略コンサル:上位5%ぐらい、残りがシステム部門の採用となります。戦略コンサルとシステム部門では入社時の選考過程から分かれており、入社後のキャリアチェンジも難しいと思われます。(実際に行われることはほとんどない)
求められるスキルが大きく違い、入社1年目から教えられる知識も全く違うものだからです。

さらにシステム部門の採用は、ITコンサルとエンジニアの2職種に分かれます。
こちらは採用募集の時点では区別されていないのですが、選考の過程でエンジニア職はどうですか?と声がかかる場合が多いようです。

給与

戦略コンサル、ITコンサル、エンジニアで給与テーブルは完全に分かれています。
そして、新卒の時点でも大きな開きがあり、年次が上がるにつれてその差も大きくなっていくようです。

・戦略コンサル:600万
・ITコンサル:450万
・エンジニア:350万

ITコンサル職で入社した場合、早い人で入社3年後にコンサルタントに昇給し年収700~750万。
その後最短入社5年目でマネージャーに昇格すれば、年収1000万に到達します。

20代で年収1000万も夢ではなく、SIerの中での給与はトップクラスです。

昇格

年収はSierの中でトップクラスですが、昇格についてはどうでしょう?

アナリストからコンサルタントにストレートで昇格できるのは最短入社3年目ですが、全体の30%程度
さらにコンサルタントからマネージャーにストレートで昇格できるのはその半分程度となっています。

年功序列で昇給していく日系企業とは異なり、高い年収を獲得するには、入社直後から激しい競争を勝ち抜いていく必要があります。

とはいえ、戦略コンサルタントで聞かれるUP or OUT(昇格するか会社を去るか)というほどまで厳しくなく、実力がないのでクビになるということはありません。

マネージャー以上の昇格は完全に実力次第になっており、達成できないままで終わってしまう場合もあります。
ここからの給与は
・シニアマネージャー(課長職):1500~1700万
・マネージングディレクター(部長職):2500万~青天井(億越えの可能性も)
と青天井のようです。

まとめ

本日はアクセンチュアの年収、昇格、採用について記事を書いていきました。
年収についてはSierの中ではトップクラスで20代で1000万の大台を超えることは可能です。
ストレートで昇格していけば、ライバルのNRIを上回る年収を実現できます。

しかし、昇格要件については厳しく、マネージャーまでストレート昇格するのは全体の2割以下で、20代のうちから同期間で差がつくことは普通といった状態です。
この点は30代半ばまで年功序列で昇格していくNRIなどの日系企業と大きな違です。

同期と競いあいながら、成果を出し、高い年収を獲得したいという方にはとてもお勧めの企業になります。

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