【就活】コミュニケーション能力について考える

2021 5/03

2021年4月11日 2021年5月3日

こんばんわやっしーです。
今まではエントリーシートの書き方についてアドバイスをしてきましたが、今日はそこでよく登場する「コミュニケーション能力」という言葉について考えていきたいと思います。
エントリーシートの自己PRでも「私の強みはコミュニケーション能力です」と書いている人多いんじゃないでしょうか？

ですが、その「コミュニケーション能力」って実はたくさんの意味を持っています。
深く考えないで表面的な使い方をしてしまうと、面接官に「浅いな～」と思われてしまうでしょう。

そこで今日は「コミュニケーション能力」という言葉を使っている人が注意すべきポイント、もう一段深堀するべきポイントについて解説していきたいと思います。
自分はどこまで深堀できているかもう一度チェックしてみましょう。

コミュニケーションの方法は、「話す」だけでない

「コミュニケーション能力が高い」という言葉を聞いて皆さんはどういう人のことをイメージするでしょうか？
誰にでも気さくに話しかけることができ、すぐ打ち解けられる人。
ゼミや大学のプレゼンで自分の意見をしっかり周りに説明できる人。
こんな人のことをイメージする方が多いんじゃないんでしょうか？

これはすべて「話す」能力が高いことのことを言っています。
確かにこれもコミュニケーション能力の一つで、とても大切な能力ですが、「コミュニケーション能力」とは本当にそれだけでしょうか？

コミュニケーションの種類は４つに分類

コミュニケーションは大きく分けて４つに分類分けすることができます。
「書く」、「読む」、「聞く」、「話す」の４つです。

文字によるコミュニケーション、言葉にコミュニケーション。
情報を自分からアウトプットするのか、インプットするのか。
それらの違いによって４つに分類されるのです。

そして、人はこの４つのうちに必ず得意、不得意があります。

身近な例で考えてみましょう。

いつもペラペラとお喋りをし、周りの子を笑わせている。
その子の周りにはいつも人が集まる。
そういう子は「話す」能力が高い人でしょう。
皆さんの「コミュニケーション能力が高い」というイメージに近いんじゃないでしょうか？

一方、自分からはあまり話し出さないのに、いつも周りに友達が集まる。
みんなその子に悩みを打ち明けるし、友達からの信頼も厚い。
そんな子は「聞く」能力が優れているのかもしれません。

一方、普段はあまり会話の中に入って来ないんだけど、その子の書いたブログや論文などは読むと光るものがある。
そういう子は「書く」という能力が高いのだと思います。

このように、一言に「コミュニケーション能力」といっても、４つの種類があり、全部が得意という人は存在しません。
まずは、自分がどれが得意で、どれが苦手なのか分析し、知るということが就職活動やその後の社会人生活において重要なのです。

その上でエントリーシートや面接時に自分は「書く能力に優れています」とか「聞く能力が高いです」というようにはっきりと語るようにしましょう。

４つの能力の中で何が一番大事？

私が社会人になるまで、コミュニケーション能力といえば「話す」ことを真っ先に考えていました。
グループディスカッションではとにかく多く発言しようと考えていましたし、いっぱい喋れた帰り道では今日はいっぱい発言できたなーと手ごたえを感じていました。

しかし、社会人になってそれが間違いだと気づきました。

新人研修、社外研修、読んだビジネス書、共通して教えられたのは「聞く」という能力の大切さです。
そこをおろそかにしていると、自分よがりなコミュニケーションになり、良い仕事の成果は出せない。
良い営業マンに共通しているのは「聞く」のがうまいということ。
人は話をよく聞いてくれる人にこそ信頼を寄せる。
そういうことを沢山学びました。

自分自身としても、仕事上の課題や悩みをよく聞いてくれる上司には信頼を寄せるようになりましたし、対して、一方的に指示だけ押し付けてくるようなコミュニケーションをとる上司に対してはどうしても嫌な気持ちになってしまい、仕事の質も下がるということがありました。

「聞く能力の大切さ」はビジネスだけでなく恋愛においても同じだと思います。
自分が話したい事ばかりを話すデートでは相手を退屈させてしまいます。
逆に、相手の話をよく聞き、共感してあげるような大人なコミュニケーションをとれる人ほど異性にモテている。
そのことに気づいてからは、プライベートの恋愛事情も少し好転した気がします。