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【例文あり】システムエンジニアの志望動機はどう書くか?

こんばんわやっしーです。
今まではエントリーシートの書き方について、一般的な内容でのアドバイスをしてきましたが、今日はSE志望の学生さん向けのアドバイスをしていきたいと思います。

今日の記事は
・SE志望の方で文系もしくは理系だけど情報系が専門でないという方
・SEになりたいという志望動機がなかなかうまく書けません!

という方向けの内容となっています。
私も理系学部であるものの、情報系が専門ではなかったため、就活時代は同じ苦労をしました。
プログラミング経験がある人以外はSEになりたいと考える理由を明確に説明するのは、なかなか難しいかと思います。
が、やっしーは今ではSE10年の経験がありますので、今であれば非常に有意義なアドバイスができれると思います。

システムに対する興味・関心は必須

私の働いているような大手のIT企業であれば、プログラミングを書く仕事以外にも、
お客様のオフィスに常駐したり、コンサルに近いような仕事をしている人がたくさんいます。
そういったことを取り上げて、御社に入って営業やコンサルをしたいという志望動機を書いてはどうでしょうか?
基本的にあまり刺さらないと思います。
なぜなら、あなたのやりたい仕事はもっとほかの会社にあるんじゃない?
それってシステム開発をしているうちの会社じゃなくても良いんじゃない?
という問いに答えられないからです。
システム開発の会社に就職するのであれば、「システムに関して興味を持った」ということは必ず説明をしなければならないでしょう。

志望企業が開発したサービスの事例を持ち出すのが一番

では、そのシステムに興味を持ったきっかけはどうすれば良いでしょうか?
一番の方法は、志望企業が開発したITサービスを調べることだと思います。
それが、一般消費者向けのサービス(ゲーム、ネットショッピング、SNSなど)であれば、実際にユーザー登録して使ってみるというのが一番手っ取り早いでしょう。
BtoB向けのシステム開発が中心の会社であれば、普段は目にすることは少ないかもしれませんが、企業ホームページや就活パンフレットなどに必ず事例紹介をしています。そういうところから情報収集をしていくのです。
また、志望企業が開発したシステムをアルバイトで使った経験があるというのであれば、非常に強力なエピソードです。
例えばスーパーのアルバイトで発注や棚卸業務をした経験があるというケースです。
IT企業とお客様企業の関係が非常に良好な場合には、システム会社の若手社員をお客様企業に派遣させるというIT企業すらあるのです。IT企業からしてみれば、お客様企業の業務知識は喉から手が出るほど欲しい貴重なノウハウなのです。

事例を調べたうえで分析してみよう

志望企業のシステムで興味が持てそうなものがあれば分析をしていきましょう。

1)利用者目線

まずは、利用者目線での分析です。
使い心地の感想。自分の生活シーンでこういう時に助かった。など良かったと思う点をまとめていきましょう。
自分や家族の実体験と重ねることでよりリアリティーが出てくると思います。

先輩SE社員としても、利用者の生きた意見を聞くと、やはりうれしいものです。
面接でも話が盛り上がるポイントになるのです。
さらに、エントリーシートに書くかは別として、他社のサービスとの比較、いまいちだった点もネタとしてまとめておくとよいでしょう。面接のときに聞かれたりする可能性があります。

2)社会的目線

利用者目線の分析の後はちょっと視野を広げてみましょう。
そのサービスはあなた以外の人のためにもきっと役立っているはずですし、そちらの方がもっと社会的な意義は大きいかもしれません。そういうポイントが見つかれば、「自分もそんな意義深い仕事に関わりたいと思った。」と志望動機に繋げることができます。
 ・学生である自分以外にもどういう人の役に立っているだろうか?
 ・そのITサービスは当たり前の存在にになっているけど、もし無くなったらどうなるんだろうか?
 ・社会的なピンチの時にそのシステムはどういう役に立つだろうか?(コロナ危機や災害時など)
という切り口で考えてみると視野が広がるかもしれません。例を挙げてみましょう。
<食品のネット注文宅配サービス>
買い物に行くのが難しい高齢者や忙しい子育て中の共働き家族にとっては暮らしが大変便利になると思った。

<一日何千億円の金額を扱う証券システム>
普段気づかないが、絶対に止まらないシステムだからこそ安心して投資できる。
そのおかげで企業はいろいろな投資家から資金を集めることができる。
<大手コンビニ、スーパーの物流システム>
災害時でも迅速に復旧して、地域の人へ必要物資が届けられるのは安定稼働している物流システムがあるから。

3)作り手目線

最後に作りて目線での分析です。
そのサービスを作ったプロジェクトの裏話などが企業説明会・OB訪問で聞けると思います。
そこでの苦労話や達成感をネタとして集めてみましょう。
そうすることで、ITシステムを構築するうえでの苦労やリアルをちゃんと分かったうえでも志望しているということを面接官にアピールできるのです。
また、OB訪問などで聞いた生の社員の声の中には、その会社特有のこだわり見たいなものがにじみ出ていたりします。
その声を拾い集めることで、IT企業の中でも○○社を志望したという動機に繋げることができるのです。

きょうのアドバイスをサンプルの例文にしてみました。

【例題:当社を志望した理由をお答えください】

まず、IT業界を志望した理由ですが、ITシステムが私たちの暮らしを便利に変えていく様子を普段の生活でも目の当たりにし、そのようなシステムを作る仕事に携わりたいと考えたからです。
例えば、御社が開発に携わった○○ネット通販システムは私も普段利用しております。
アルバイトなどで家に不在な時間が多い私にとって、配達状況が分かる機能や配送指定時間を簡単に変更できる機能は特に便利に感じています。また、こういった機能は私のような学生の他にも、共働き夫婦や単身サラリーマンのような方にも大変需要のある機能だと思います。たくさんの人の暮らしを便利にしていくシステムを作る仕事に興味を持ち、携わりたいと考えることが御社を志望した理由です。
また、OB訪問の中でシステム開発では品質を高めるために長く地道なテストが必要ということを知りました。問題がたくさん出れば、火消しのためにたくさんの残業をする必要があるという話も伺いました。そんな中でも御社の社員は共通してシステムが安定稼働するよう、品質に対して強いこだわりを持っていることを感じました。
根底にはITシステムを通じて、たくさんの人の暮らしを便利にしたいという共通の理念があるからだと思います。
そのような姿勢に感銘を受け、IT企業の中でも特に強く御社で働きたいと考えるようになりました。

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