こんにちは、やっしーです。
私が大手SI企業の新卒採用の仕事に携わった経験から、今日もエントリーシートについての記事を書いていきます。
あなたがアピールするエピソード。
実は全部自分自身がやったわけではないんだけど、”盛って”自分がやったことにしてもいいの?と思っている方多いんじゃないでしょうか?
例えば、ある交流イベントを実行したというエピソードでも、
ゼロから立ち上げて育てていったのか、
代々の実績を引き継いであなたが実施したとか。
では大きく意味合いが変わってきますよね。
大多数の人は後者の方なんじゃ無いかなと思いますが、そんな場合どうするのが正解なのか、数々のエントリーシートを見てきた私の考えとアドバイスしていこうと思います。
選択肢① あえて、自分の役回りを書かない。
何枚もエントリーシートを見ていると、こういうパターン結構あります。
「私は○○人の交流イベントを実施し~」
とだけ書いてあるだけで、その子がどう関わったのかが分からない。
そういう記述をする裏には「ゼロから企画したり、主役として活躍したというように(あわよくば勘違いして)読み取ってほしい」という魂胆があるのではないでしょうか?
安心してください、人事側もプロなのでその魂胆見え見えです。
はっきり書かないことで相手を勘違いさせ誘導しようという思いは、読み手側にも伝わってきますし、読んでいて気持ちの良いものではありません。
また、本当に企画をゼロから立ち上げた人間であれば、はっきりとその役回りをアピールして書くはずです。さらに、前例がなく何が正解かわからない中、もがき苦しんだという迫力が端々から伝わってくるはずです。
そのような迫力も感じられず、役割も明確にしていない…となると、
ああ~、そういうことね…と解釈してしまいます。
また、運良く選考に通過し、面接に呼ばれたとしても面接官はあなたはどういう立場でその活動に取り組みましたか?と聞いてくるはずです。
その時に、サブメンバーなりに工夫した点などを上手く答えられないと印象は大きく悪くなるでしょう。
選択肢② 一メンバーとして活動したという前提で組み立てる
もう一つの方法は、正直にあなたの立ち位置を踏まえたうえで、等身大のアピールをしていくことです。
代々引き継いだイベントであったとしても、「私の代ではこういう風な工夫をした!」とか主役でなくても「リーダーを支えたり、裏方に徹したり」といろいろアピールできることはあるはずです。
サラリーマンというのはチームで仕事をするものです。表舞台でキラキラと輝いているのは一部の人で、その裏で、それを支える地味な仕事をやっている人がたくさんいます。
別に裏方仕事の方が劣っているとかそういう風には私も思っていませんし、チームメンバー皆の成果が集まって大きな形になる。
それが、仕事のすばらしさだと思っています。
あなたはその活動の中で主役ではなくても、変に卑下することはありません。あなたなりの頑張ったことを見つけ、アピールできればそれは個性的で輝くエントリーシートになると思います。
選択肢③ 主役じゃないのに、主役だと言い切る
あなたはリーダーを横で支えるサブリーダーだったとしても、主役だと言い切ってしまう。そんな方法です。
この方法は当然リスクが高くあまりお勧めしません。
相手は何人もの学生を相手にしているプロの面接官。
エントリーシート内の文章、面接時の回答で矛盾、綻びが出ればたちまち化けの皮が剝がれてしまいます。
ただ、どうしてもという人のために一つアドバイスをしましょう。
「実際に主役級の活躍をしていた人を想像してなりきる」ことです。
主役で活躍していた人があなたの憧れ理想とする人であれば、
その人ならこういう場面ではどう行動するだろうか?こういう質問にはどう答えるだろうか?とひたすらに想像してください。
そして、自分自身もそんな理想の人物になったと自己暗示をかけるぐらい、徹底的に自分自身にも思い込ませてください。
そのうえでエピソードや面接の回答に臨めば、一本芯の通ったエントリーシートが仕上がると思います。相手をだますために自分自身をまずはだます(信じ込む)というぐらいの覚悟を持てば、成功するかもしれません。
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