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~IBM、NEC、富士通~トップITベンダーの事業内容比較

本日は大手ITベンダーである、IBM、NEC、富士通の事業内容を比較していきます。
こちら3社に関しては、かつてはベンダーとしてのイメージが強い企業でしたが、時代とともに国や企業にITサービスを提供するIT企業へと変遷しています。

規模/知名度ともにトップクラスの地位をキープしており、理系学生からも人気の就職先であることに変わりありません。
就活、転職を考えるなら候補に上がってくる3社でしょう。

面接に向けての業界研究や最終的に1社へ絞るうえで参考になる内容となりますので、最後までご覧頂ければ幸いです

<この記事を読んでわかること>
・IBMの事業内容
・IBMの強み、弱み
・NECの事業内容
・NECの強み、弱み
・富士通の事業内容
・富士通の強み、弱み

IBMの事業内容

かつてのIBMはPCやサーバー機器などを扱うハードウェアメーカーでした。
しかし、現在は国や企業向けのシステム開発を受託するITベンダーの側面が強くなってきています。
また、IBMワトソンというAI(人工知能)の開発企業としても有名で特徴があります。

売上の構成比としては、ざっくり、Sier事業:60~70%、AI事業(20%)、ハードウェア事業(20%)の比率です。
アクセンチュアやNTTデータと同じくSier事業が稼ぎ頭の事業となっています。

外資系企業であるものの、日本でのビジネスの歴史は長く、国や官公庁、大手企業に深く食い込んでいます
以下主だった顧客企業を紹介します。

~IBM主要顧客~
<金融系>
みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJモルガンスタンレー証券、東証、セブン銀行、楽天カード
<小売・サービス業>
日本航空(JAL)、JR東日本、ソフトバンク、ビックカメラ、ニトリ、マツモトキヨシ、オートバックス
<製造業>
ホンダ、パナソニック

ワトソンを使ったソリューションとして、新たにサービス業、小売業にも入り込んできています。
オートバックスでは、顧客がスマホで撮影した画像をもとに、タイヤの摩耗度合いを自動診断するというシステムも提供しています。
ソフトバンクではなんと新卒のエントリーシートの診断をワトソンが行っているそうです。(恐ろしい・・・)

IBMの強み・弱み

IBMは人工知能ワトソンなどの最先端分野から、サーバー機器などのハードウェア、ITコンサルサービスなど幅広い事業の裾野を持っていることが強みです。
また、ITコンサルとしての側面はNEC、富士通と比べて高く、ITシステム化計画や顧客企業のDX戦略策定など上流工程に携われるチャンスは入社後の頑張りしだいでは目指していけるというのも魅力です。
外資系企業ゆえ、年収は本人の頑張り次第でどんどんと上を目指していけるという点も上昇志向の強い人には良いでしょう。
本人の頑張りしだいでは、入社10年目あたりに大台1000万円到達することも可能です。

NECの事業内容

NECの事業内容は社会インフラを支える公共部分に高いシェアを持っていることが特徴です。
消防、医療、空港、鉄道、放送、道路、電力などの公共的な機関へITサービスを提供する事業で私たちの暮らしを陰ながら支えています

絶対に止まってはいけない、社会インフラの部分なので、簡単に他の会社へスイッチするということもいかず、安定的な収益源になっています。
事業割合としては、以下の通りとなっています。

<NECの事業内容>
・公共向けITサービス:33%
・一般企業向けサービス:20%
・ネットワークサービス:17%
・グローバル事業:17%
・その他:13%

画像認識を中心としたAI技術では高い技術力を持っており、ハードウェアやシステム開発と抱き合わせで企業へのサービスを提供しています。
空港やターミナル駅での顔認証システムは世界中で多くの導入実績を得ておりますし、道路画像を分析して補修箇所を割り出すシステムなども実験的に行っています。

監視カメラやPOSレジなどのハードウェア販売も健在ですので、ハードウェアとAIの組み合わせたIOT分野のサービス提供でも高い存在感を得ています。

NECの強み

NECは公共インフラの事業割合が高く、そういったことに取り組みたい、やりがいを感じるという方についてはフィットする企業だと思います。
企業理念からも「公共」、「社会インフラを支える」というようなところを強くメッセージを出しており、その価値観に共感できる方にとっては、魅力的でしょう。
平均残業時間は25.9時間と安定的な労務環境で、ワークライフバランスを重視する方にとってもおすすめの企業です。

レジやカメラといったハードウェアメーカーとITを組み合わせたIOTの分野に関わるプロジェクトも多く、そういう領域にチャレンジしたいという方にとっても魅力的でしょう。

富士通の事業内容

富士通もSier事業へのシフトを目指しているものの、この3社の中ではハードウェア(特にサーバーやネットワーク機器)の売上比率がいまだに高いのが富士通の特徴です。
以下がサーバー出荷台数、出荷金額のシェアグラフになりますが、富士通が他のベンダーを差し置いてトップになっています。

また、ハードウェア、ソフトウェア通じたIT売り上げは各業種トップクラスに輝いており、業界内で総じて高いシェアを獲得しています。

富士通も他の2社と同様脱ハードウェアを掲げており、DX分野でのITサービスでも積極的に進出しています。
もともと国内大手企業に対してITサービスを提供している素地はありますから、そこを足がかりとしてイオンやローソンなどとDX実証実験を掲げています。

<IT業界 業種別シェア>
 <金融業(銀行、証券、保険)>
  1位:NTTデータ 15.6%
  2位:富士通 9.9% ★
  3位:日立 9.8%
  4位:NRI 8.3%
  5位:IBM 7.2%
  その他 49.1%
 <製造業>
  1位:富士通 10.2% ★
  2位:NEC 8.2%
  3位:NTTデータ 6.3%
  4位:日立 6.2%
  5位:TIS 4.6%
  その他 64.6%
<通信・メディア>
  1位:富士通 10.1% ★
  2位:IBM 6.9%
  3位:日立 6.0%
  4位:NEC 5.9%
  5位:NTTデータ 5.7%
  その他 65.4%
<サービス業>
  1位:富士通 14.6% ★
  2位:日立 9.4%
  3位:IBM 8.9%
  4位:アクセンチュア5.5%
  5位:NTTデータ 5.4%
  その他 56.1%
<官公庁>
  1位:富士通 24.0% ★
  2位:NTTデータ 16.1%
  3位:NEC 15.3%
  4位:日立 11.8%
  5位:IBM 4.3%
  その他 28.5%
(参考:IDC japan)

富士通の強み、弱み

まず、あらゆる業界で高いシェアを獲得しているというのが富士通の強みです。
入社後さまざまな業界で活躍したいという方であれば、手を上げれば様々なプロジェクトにアサインされるチャンスはあるでしょう。

大企業ゆえ、年功序列ではありますが、安定的な給与水準、住宅補助をはじめとした手厚い福利厚生というのも働く上で魅力的なポイントです。

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