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グループディスカッションの意見の伝え方

こんばんわ!
やっしーです。
前回に引き続き、本日もグループディスカッションをテーマに勉強をしていきます。

前回は、発言はロジカルにとか、人の話をよく聞きましょうというような心構えを勉強しました。
今日は他の参加者に差を付ける議論のテクニックについて勉強していきたいと思います。

グループディスカッションで他の人に埋もれてしまい、なかなか次のステージに進めない
そういう悩みのある方にはお勧めの記事となっていますので、ぜひ参考にしてください。

せっかくなので、
「無人島に漂着したあなた。3つのアイテムが貰えるとしたら何を選ぶ?」
というテーマを例に解説していきましょう。

こんな問題に正解なんてないんじゃないの?
と思う方は多くいらっしゃると思いますが、正解はあります。
しかも、どんなテーマにも応用が利く考え方ですので、ぜひ最後まで読んでください。

1)議論の深堀り

まず、ダメな例として「無人島では食糧が必要です。なので、カップラーメンが欲しい」という回答を考えてみます。
なぜ、ダメだかわかりますよね。
漂着した無人島で、あなたは何日そこにいるか分かりません。
カップラーメンは一度食べたら、無くなってしまうので、じゃあその後はどうするの?と突っ込まれてしまいます。
表面的で決して良い答えではありません。

そこで、議論を深掘る方向で考えてみましょう。
「無人島で食糧が必要」というのは正しそうですが、食糧自体ではなく、食糧を手に入れるための道具が欲しいと考えてみてはどうでしょうか?
例えば、「魚を捕まえる銛(もり)があれば、いくらでも魚が捕まえれる」というような答え。
先ほどの答えよりは、大分深まりましたね。

これなら、魚を幾らでも捕まえることができます。
しかし、銛も繰り返し使ううちに、折れて使えなくなってしまうかもしれません。

そこで、もう一段深掘ってみましょう。
「魚を捕まえるための道具を作るため、ナイフが欲しい」
これなら銛が折れても木を削って作り直すことができます。
また、釣り竿だって作ることができるかもしれません。

このように、一度出た答えに対して表面的でないか?を頭の中で考えて深堀りしていきましょう。
その過程でどんどんと議論に厚みが増してくるのです。

2)視点を変えてみる

これで無人島でも食糧は手に入れることができました。
しかし、その無人島で一生を生きながらえれば満足でしょうか?
違いますよね。あなたは無人島をどうにか脱出し、友達や恋人の待つ世界に戻ってくる必要があります。
そのためには、島を脱出する作戦を考えなければなりません。

そのためには、遠くを船が通りかかった際に知らせるために、打ち上げ花火や発煙筒が必要になってくるでしょう。

他にも以下のような切り口があるでしょうか。
・体温を保つため、着るもの。
・けがをした際に、治療をするための道具。
・雨風をしのぎ、外敵から敵を守るためのテント

沢山思いつきすぎてしまった場合は、それらに対してどれが重要かを議論していくと良いでしょう。

例えば、島にある上で代替可能かという切り口で見ると、着るもの、テントは島にある葉っぱ等で代替可能かもしれません。

3)メンタルに関する切り口

先ほどの「視点を変えてみる」の一つかもしれないですが、メンタル、精神的なことは切り口の一つとして上げるのが良いと思います。

実際のビジネスの世界でも、最後はメンバーのモチベーションをどう保つか?
ピンチな時にどういう判断を下すか?
など精神的な部分が仕事の成功・失敗を決めることは珍しくありません。

今回の例だと、長い無人島暮らしで希望を忘れず、生き抜こうという気持ちを保つため、「恋人の写真」という答えを考えてみました。

実際に遭難した人も最後は愛すべき人のことを思って気持ちを切らさないというのは、エピソードとしてもよくありますよね。

この考えは企業分析でも役に立つ。

実はこの深堀、異なる視点、メンタルの3つの切り口は企業分析にも共通します。
例えば、トヨタ自動車の企業価値は?という問いに対して、トヨタが保有している自動車と答えるのは表面的ですよね。
確かに、トヨタの自動車在庫を集めるととんでもない額になるかもしれませんが、売ってしまえばおしまい。
無人島でカップラーメンが必要という回答と似ています。

それに対しては深堀をしていきましょう。
沢山の自動車を世界中で生産できるのは、自動車を生産する最新の工場を持っているから。
根底には、製品を作り出す技術力や優秀な技術開発者を多く抱えているから。
というようにどんどんと深堀をしていくことができます。

一方、「視点を変える」という点で考えてみると、壊れないというブランドイメージ、世界中にある販売チャネル、技術力を支える特許の数、長年の経験で培ったトヨタ生産方式というような所が見えてくるかもしれません。

最後に精神的なところは企業理念に通じるところがあると思います。
トヨタの企業理念は、

・「わたしたちは幸せを量産する」
・人の幸せについて深く考える。
・良いものをより安く作る。
・1秒1円にこだわる。
・くふうと努力を惜しまない。
・常識と過去にとらわれない。
・この仕事は限りなく広がっていく。

これを読めばトヨタの企業のコアな部分は「カイゼンの精神」なんだと私は思いました。
常に今より少しでも良くするために「カイゼン」するという精神が幹となり、効率の良い生産方式、燃費の良いエンジン、壊れにくいというブランドイメージを築き上げれたのだと思います。

まとめ

最後にまとめです。
グループディスカッションの議論を行う際には、

・議論を深掘る
・視点を変える
・精神的な切り口で考えてみる
という3つのアドバイスをレクチャーしました。

前の人の発言を聞きつつ、今の切り口では議論が煮詰まってきたなと思えば、別の切り口を提示してみれば良いですし、まだまだ深堀が足りないなと思えば、深掘る方向で考えて行けば良いと思います。

今日も最後まで読んでください、ありがとうございました。
皆さんの就職活動に良い結果が出ますように。

GoodLuck

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